事業再生の現場から~安心を手に入れろ!お金なんかに殺させない~
今日のテーマ;再生資金を何に使いますか?が問題なんです。
当社の再生手法においては、金融機関からの新規調達が難しい中にあって、再生資金として一時
的にキャッシュが手元にある状態が出来たり、キャッシュアウトの負担が軽減される状態が出来ま
す。
今回は、この状態になってから、その後どうするのか?で経営者の真価が問われる事を、お話します。
再生途上にあって、資金繰りに"ふっ・・・"と一息つける状態が出来ます。
一方で、厳しい状況に四苦八苦して取り組む余裕がなかった課題や、再生するためにやるべき事
を対外的に約束している事があるはずです。それを解決に向けて着手したり、やるべき事を果たさ
なければなりません。
この場面に経営者の真価が問われてくると私は思っています。
厳しい状況から、再生に向けて実務的に対応していく中では、金融機関や、取引先、社内に向け
て謙虚に、そして感謝の気持ちを持って取り組みます。
眠れないほどの不安や忙しさ、気持ちの抑圧が必要になり、苦しいながらも、事業や社員を守る
為に必死になります。
それぞれの場面に同席したり、オンタイムで傍でサポートしていますから、経営者の苦しさが直に
伝わります。こちらが息苦しくなるくらい。
だからこそ、この社長を助けたい!と心の底から思える訳です。だからこそ、各関係者に熱意をも
って一緒になって交渉出来るのです。
それが、"ほっ・・・"と出来る状態が訪れると、今まで見えてこなかった、本質的な経営者自身の問
題が浮かび上がって来ることがあります。
地域の名士だったり、業界内では有名人だったりする経営者は、この"ほっ・・・"とした時から、名声
欲がふつふつと頭をもたげ、謙虚さが後ろに隠れ自分を表に出せ、持ち上げて認めてくれなけれ
ば気が済まない!という行動をとり始めたりします。
また、お金に執着心が強い経営者は、他の役員や、社員の協力のおかげで事業が前に進んでい
る事に、再生途中で気付けて感謝できたはずなのに、この"ほっ・・・"とした時から、自分の資金を
保全するために、厳しい状況を逆手にとって、無策な感情にまかせたリストラや解雇をしたりしま
す。
のど元過ぎれば熱さ忘れるです。
そんな状態に入ってしまった経営者の方には、私から何を言っても、もう聞き入れられない状態に
なっている事があります。こちらから支援をお断り申し上げることもあります。
再生のフローチャートで言えば、再生資金確保⇒再生要件実行⇒財務健全化⇒経営改善・取引
先の正常化⇒会社(人)への還元⇒新たな発展が正しい流れです。
決して、再生資金確保⇒再生要件実行⇒財務健全化⇒社長にとって都合のいい会社⇒私欲を満
たす。ではないです。
再生資金を何に使いますか?が問題なんです。
そんなことの為にお手伝いはしたくありません。事業を愛し、役員や社員を守る!その為に自分は
身を粉にして先頭に立って動く!という会社作りなら、こちらも血眼になってお手伝いします。
私は会社は『人』だと思っています。『人』に尽きます。物、金、情報が必要といいますが、『人』がす
べてと言ってもいいくらいです。
人のいない会社で、何の事業ができるのですか?どんなに優れたビジネスモデルや、ビジネスソ
ースがあっても『人』なしでは収益を生みません。
人を大事にしない経営者は、巡り巡って自分が大事にされなくなります。
経営者は孤独である。という言葉があります。
ある本によると、経営者が孤独になるのは、会社の方向性から、何からすべて自分の考え方で決
定されてしまう中で、その責任と判断が重く圧し掛かり最終決定を自分一人でしなければならない
から孤独なんだとありました。
自分の会社の役員や、社員を大事にしないことで、役員や社員から嫌われて孤独になる。は、違う
意味合いの言葉です。
今は厳しいけど、事業と社員を守るために必死なることで、経営者自身も社員も豊かになる!
という方針に賛同出来る方、ぜひ、ぜひ一緒にやりましょう。
Kazuya Noro
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