任意売却事業再生ブログ 従業員50人未満の社長さんのための事業再生バイブル
正しき事と、儲けるという事
昨年『あきらめるのは早すぎる』という本を世の中に出しました。有名人の本でもなければ、多大な広告費を掛けられる訳ではありませんが、この本をきっかけに当社に足を運んで頂き自殺を踏みとどまって、再生に向けて前向きになって頂いている方々がいます。
この本を世の中に出せた事は関係者一同正しき事として捉えています。でも、儲けたのか?といえば儲けてはいないでしょう。特に出版して頂いた旬報社様には採算の合わない出版となってしまっているのではないかと思います。
でも、この出版で自殺から踏みとどまり、前向きに生き始めた人達がいます。その面では良かったと言ってくれています。正しい事をしても儲ける事が出来なければ意味がないとお思いになりますか?一見そう思いますよね?
でも、その後の他の出版物と合わせての広告費負担の分担等で当社も負担するなど直接的な売上での儲けがなくても派生的なコスト負担の軽減がありました。トータルで売上が少ないから利益が出ていないので、この出版では赤字にしてしまっているかも知れません、しかし派生的な評判や広告といった事まで考慮すれば、まあ許容出来る出版だと言って頂いています。
正しき事と、儲ける事が直線的には一致しない事を身近な例で示してみました。今、風潮として取締りの強化が進んでいるようです。正しき事を強化しているようです。金融機関しかり、食品しかり、雇用状況しかり。不正や、不誠実を正す事は良いことであると私たちも思っています。不正な銀行融資は許される事ではありません。
食材表示の偽りは、顧客の食す事への期待と安心に対しての裏切りであり損を負わせていますね。期待込みで対価を支払っているわけですから。過度の労働を要求して低賃金で雇用する、残業代を支払わない。
働いている人にとっては我慢出来る事ではありません。それらをすべて政府や関係官庁が法律や条例で取締り、縛っていく。規制や許認可での業務を縛り、管理する事は、一方で業務の自由を奪い、経営者からチャンスを奪いかねません。
正しい事と言うのは、一方向の見方でしかないことを忘れてはいけないと思っているのです。
儲ける事は経済拡大と経営にとっては正しい事です。利益追及そのものを悪とは言えないでしょう。食材の偽装表示も、雇用環境の悪化を容認するブラック企業も、この利益追求、儲ける事を最優先してモラルの正しさをおざなりにしてしまった結果でしょう。
正しく儲ける、顧客に満足をしてもらいながら儲ける。このバランス感覚は経営者に絶対に必要な事だと思っています。儲け重視で、顧客に損をさせたり、満足させられないモノやサービスを提供する会社は、もう一度、そのモノの価格や、サービスの価格を見直して正規の値段(プライシング)で世に出して行きましょう。
値段のダンピング競争から、企業が生き残るために侵してはいけない不正行為を生み出してしまうのかもしれません。正しき事と、儲けることは提供者と消費者の需給のバランスがとれた時に達成可能なのだと思っています。どちらかが自分のメリットだけを押し付ければ、その歪みは不正を生み出す原因になります。
感謝に対して、出来る限りの報酬を支払うという感覚で会社を経営すれば、きっと皆が幸せとまでは言いません
が、公平感と納得感を持って生活していけるのではないかと思っています。
代表の野呂のインタビューがコンサルBankさんのサイトへ掲載されました。
Kazuya Noro
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